かえでの住んでいるポンジュースのところのN海放送が「地球にEcoしょ!ええ事しょ!」というどうしようもない歌を放送していて困りものです。さらに困りものなのが軽快なリズムに乗って小粋に仰っている「こまめに抜こう、コンセント」というフレーズ。技術大国日本の一技術者として、大変がっかりです。
参考→ttp://www2.rnb.co.jp/web/event/eco/
参考→ttp://mikanichiza.i-yoblog.com/e63150.html
wikipediaより
「コンセントとは、電源などを供給するために、家電製品などの電気器具のプラグを接続する差し込み口 (プラグ受け) のうち、造営材、機器などに
固定できるもののこと。一般には
壁面や床面などに設けられる。」
「日本ではコンセント(sockets)または電源コンセント(power point sockets)という名称が一般的だが、これはいわゆる和製英語で、concentric plug(同心のプラグ)を略したものである。大正末期には差し込み口とコードの先の組み合わせを「コンセントプラグ」と称したが、東京電燈(現・東京電力)に勤めていた小林勲が、同社の電気工事規程である内線規定を起草する際それぞれを「コンセント」と「プラグ」とに分けて称したことから、もっぱら差し込み口を「コンセント」というようになった。」
そう、固定されているほうが「コンセント」で、電気製品の電源コードの先についているほうの名前は「プラグ」や「電源プラグ」というのが正しいのです。ですから、「こまめに抜こう、コンセント」は大間違い。「こまめに抜こう、電源プラグ」と言って欲しいのです。「電源プラグをコンセントから抜く」と言うのがもっとも正しいのです。もしコンセントを抜きたいのなら、年に1回試験が行われている国家資格の第二種電気工事士を取得して、スイッチボックス内の連用取り付け枠に取り付けられているコンセントにマイナスドライバーを突っ込んでVVFケーブルもしくはIV線からコンセントを抜いてくださいよ。N海放送さん。
まぁ、いつものように「またかえでは屁理屈を・・・」と思われるかもしれないけど、結構重要なことだと思うんだよね。「電気が流れる」と言うのも大間違い。流れるのは電流です。「電流が流れる」と言ってください。マスメディアが間違った事を世間に流すと、いつのまにかそのまま浸透してしまいます。「マイナスイオン」とかもそうだよね。科学的な標準の定義は全くないのにマスコミが言葉を勝手に作って流行らせたんだよね。まぁ、これも先日の記事のように文系人ばかりが国を治めていることによる問題だと思うんだけど、メディアがこんな感じじゃ間違った知識が浸透して日本の技術は廃れていく。そう懸念してならない。